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2016.06.12

[生きるアート 折元立身]展 TASUMI ORIMOTO ART×LIFE/ここにあるけしき−四つの小部屋から−

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《パン人間の息子+アルツハイマー・ママ》1996年

 フランスパンを何本も顔に巻き付けたパフォーマンス・アーティスト・折元立身たちが行進する映像を見てから久しいが、今でもその姿が眼に焼き付いている。現代美術の前線で40年以上に渡り、国際的活動を繰り広げている折元立身(1946年川崎市生まれ、同市在住)の展覧会が、川崎市市民ミュージアムで7月3日まで開催されている。

 1990年代に、フランスパンを顔面に巻き付けた「パン人間」の路上パフォーマンスを世界各地で行って注目される。90年代後半に入ると、自身が介護するアルツハイマー症の母を作品に登場させた「アート・ママ」のシリーズを制作する。

 折元の作品は、さまざまなひとびと(世界各地の道行く人々、介護する母、おばあさんたち、入院している人々…)との即興的なふれあいを通して生まれる。

 本展では、著しい進境を見せた1990年代から今日までとどまることなく繰り広げられてきた折元の創作の軌跡を、映像、写真、グラフィック、ドローイングといった多彩な表現で紹介する。

[生きるアート 折元立身]展 TASUMI ORIMOTO ART×LIFE

会期 2016年4月29日(金)-7月3日(日)
会場 川崎市市民ミュージアム 企画展示室1・2
    
川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内)
    Tel 044-754-4500
観覧料 一般700円、学生・65歳以上600円、中学生以下無料、他
主催 川崎市市民ミュージアム

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ここにあるけしき−四つの小部屋から−
中澤美和/牧野真耶/松澤有子/村山まりあ

会期 2016年4月23日(土)-6月19日(日)
会場 藤沢市アートスペース
    
藤沢市辻堂神台2-2-2 ココテラス湘南6階
    Tel 0466-30-1816
休館日 月曜日
開館時間 10:00-19:00(入場は閉館の15分前まで)
観覧料 無料

主催 藤沢市 藤沢市教育委員会
後援 神奈川新聞社 株式会社ジェイコム湘南 藤沢エフエム放送株式会社
協力 公益財団法人藤沢市みらい創造財団 ココテラス湘南

 「けしき」という言葉から、何を思い浮かべたかを、4人の若手アーティストたちが絵画、インスタレーション、彫刻で表現した。自然の印象をテーマにしたもの、藤沢という土地からインスピレーションを受けて制作したもの、実在しない空想の世界など、彼らの作品を通して、あらたな「けしき」の発見を試みる。

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2016.06.04

長編ドキュメンタリー映画『二十歳の無言館』

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 小学生の時に無言館を訪れた子どもたちが二十歳となって、再び無言館を訪れ、戦没画学生の作品と再会する。彼らはどのように作品を受け止めるのだろうか。

長編ドキュメンタリー映画『二十歳の無言館』

監督 森内康博
企画 髙松智行
監修 窪島誠一郎
出演 横浜国立大学附属鎌倉小学校2007年度卒業生有志
    窪島誠一郎

共催 戦没画学生慰霊美術館 無言館
製作 株式会社らくだスタジオ

助成:文化庁文化芸術振興費補助金

■6月22日
①19:00 開場/19:30 上映/21:30 トークショー

■6月23日
①13:00開場/13:30上映/15:30トークショー
②18:30開場/19:00上映/21:00トークショー

場所:キッド・アイラック・アート・ホール
料金:1500円 定員:50名(予約優先)
予約受付:080-5482-6548(森内)
     03-03-6451-4556
E-Mail: info@rakudastudio.com

■あらすじ

 70年前、愛する恋人や家族、大好きな風景を描き続けた画学生は、20から30歳という若
さで戦地に散った。彼らの残した絵は、大切に保管され、今も静かに無言館の壁にかか
っている。
 現代を生きる二十歳の若者たち。
 小学生時代の同級生である彼ら10数名は、無言館へこれまでに何度か足を運んだことが
ある。最初のきっかけは小学校の修学旅行だったが、その後は、学校の枠を越えて各々
自主的に無言館へ行く。
 「気付いたら無言館の画学生と同じ年代になったんだなって。もし今ここで、楽しい生
活を全部取り上げられてしまったら本当にどうしよう・・・って考えました」
二十歳になった彼らは、5年ぶりにもう一度「無言館」へ行き、画学生の作品と対面す
る。
 「絵を見るうち、逆に絵が自分を見つめてくる。彼ら若者たちは絵から見つめられ続け
るだろう」
館主の窪島誠一郎氏は、自分の二十歳の頃を回想しながら、今の若者たちの言葉に耳を
傾ける。
 「これから、自分はどう生きていけばいいか」言葉にならない想いを苦しみながら、徐
々に言葉にしていく若者たち。
 社会秩序が混乱していた戦時中、著しく表現や言論に制限の多かった時代に、絵を描く
ことを通して最後まで自分を「表現」し続けた画学生たち。
 片や言論や表現の自由が保障され、物質的に恵まれた時代にいながら、自己の「表現」
のかたちを模索し続ける二十歳の彼ら。
 違った時代を生きる若者たちの、70年の時空を越えた対話がはじまる。

ミシェル・ビュトールと美術家たちのアーティストブック展

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ミシェル・ビュトール 『春の巻物五本』
シルクスクリーン、デコパージュ 1984年

ミシェル・ビュトールと美術家たちのアーティストブック展

会期 2016年5月13日(金)-7月22日(金)
会場 富士ゼロックス・アートスペース(Fuji Xerox Art Space)
    神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目1番
    富士ゼロックス R&D スクエア 1F
開館時間 平日11:00~19:00(最終入館は閉館15分前まで)
休館日 土・日・祝日
       但し、5月14日(土)-6月5日(日)までの土・日・祝日は開館
入場料 無料

 1950年代フランスで発表された、古典的文学ジャンルと異なる前衛的な小説作品群を「ヌーヴォー・ロマン(新しい小説)」と称された。その代表的作家のひとりであるミシェル・ビュトールが、美術家たちと共同で制作したさまざまなアーティストブックが展示されている。

 ミシェル・ビュトールは、小説『心変わり』(1957年)でフランスの最も権威ある文学賞のひとつであるルノドー賞を受賞する。その後、小説の著述から離れ、「書物(ブック)」という表現形態の新たな可能性を探求し、美術家たちと共同でアーティストブックを多数制作を行った。作家と美術家の共同制作では作家の詩や文章に美術家がイメージを添えたものが多い中で、ビュトールは、そのようなコラボレーションのあり方にとどまらず、多彩な装いの「ブック」を作り出した。美術家のコラージュ(貼り絵)にビュトール自身が手書きで文章を書き込み、蛇腹状に装丁した作品、ビュトールの文章を砂とともに瓶につめた作品、ビュトールが考案した言葉遊びのカード群にポスターを組み合わせた作品、文章とともに雑多なオブジェをボックスに収めた作品など、実験的な「ブック」に対する試みが随所に見られる。

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ミシェル・ビュトール/ピエール・アレシンスキー
『詩「ドン・ファン」のための素材』
シルクスクリーン、ミクスト・メディア 1977年

展示作品
制作者: ミシェル・ビュトールと美術家たち
作品名: 100の本・100の美術空間
制作年: 1962-1988年
技 法: アーティスト・ブック

ミシェル・ビュトール (1926- ) 
1926年 フランスに生まれる
1946年-49年 パリ大学文学部で哲学を学ぶ
1954年 小説『ミラノ通り』を発表
1957年 小説『心変わり』でルノドー賞を受賞
1962年 詩画集『出会い』を刊行し、この後、アーティストブックを数多く制作する
1989年 来日を機に、西武アート・フォーラムで「ミシェル・ビュトールとその画家たち 100の
     本・100の美術空間」展が開催(今展の展示作品と同一の作品が展示される)

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